- 第1回 -

世間は猫派と犬派に分かれるという。その中何と言われても私は「猫派」。
生まれたときから猫がいる生活だったのが一番の原因なのだろうと思う。
それに当時の犬は番犬であって、ペットではなかった。

猫はコタツで丸くなる。
そのままの生活が小さいときからあり、自然猫派。

さて、猫であるが、
わがまま、
気まぐれ、
冷たい、
自分勝手、
おすまし、
都合主義、
気味が悪い、
化けそう・・・

こんなマイナスの言葉が、そのまま猫派のお気に入りですね。
ご飯欲しいときは、
貴方でなくてはダメ、ずっとお慕い申し上げます、大好き!
と甘えてきて、
食べるモノ食べたら、知らんぷり。
あんた誰、私は表に出ていくの、
何か気に入らないの、ほっといて・・・。

態度の違うこと違うこと。
さっきのは何だったの?
この身勝手さ、このワガママがいいのだろう。
又後でお腹空いたら、同じ事が繰り返されるのも事実なので、
ついつい許してしまう。

子供言葉に猫言葉。
大の大人が「ご飯 食べまちゅか?」はないだろうと思うが、
皆そうなっている。

寒くなると布団に潜り込んでコタツになるし、
暖かい日は地 面に転がってるし、
日向ぼっこの満足そうな寝顔、
いくつになっても猫じゃらしにそばえるし、
勝手なところを自分で決めて爪研ぎするし、
自分のウンチは一生懸命に砂をかけて隠すし、
庭で雀を追っかけて、
たまにヤモリを捕まえてきて遊ぶし、
よその猫が進入すると大喧嘩。
何から何まで、実はすべて可愛い。

猫好きとは、かくも可愛いモノなのである。
そう猫が可愛いと言うより、猫好きの人って可愛いのです。

(つづく)

茶トラチビ

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