仏教トリビア〜暮らしの中の仏教語〜

第一回【挨拶】

 挨拶とは、人に会ったり別れたりするとき、儀礼的に取り交わす言葉や動作を言いますが、「挨(あい)」には、「せまる、そばにくっつく」、「拶(さつ)」には、「せまる、ぎりぎりに近づく」という意味があります。禅宗で問答を交わして相手の悟りの深浅を試みるための問答のことを「一挨一拶(いちあいいつさつ)」といい、ここから一般に問答や返答の言葉、手紙の往復などを挨拶と言うようになりました。


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