仏教トリビア〜暮らしの中の仏教語〜

第二十八回【どっこいしょ

 ご年配の方が立ったり座ったりする時につい口に出してしまう「どっこいしょ」という言葉も、昔山岳修行をしていた人たちが山に登る際に称えた「六根清浄 (ろっこんしょうじょう)」という仏教の言葉から来たと言われています。。「六根」とは眼・耳・鼻・舌・身・意の六つの感覚器官のことで、それらを清浄にするとは、見るもの、聞くもの、匂うもの等にとらわれず悟りを目指そうとすることです。そう考えると「どっこいしょ」もただの年寄り臭い掛け声ではありませんね。

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