仏教トリビア〜暮らしの中の仏教語〜

第六回【極楽】

 阿弥陀(あみだ)様のおられる浄土で、「幸福のあるところ」「幸福に満ちているところ」を意味します。
 阿弥陀経(あみだきょう)というお経には、「衆苦あることなく、ただ諸楽を受くるが故に極楽と名づく」と書かれています。衆苦(しゅうく)とは「身心の諸々の苦」、諸楽(しょらく)とは「楽の材料」のことなので、極楽とは「身心が共に苦を離れていて、幸福の材料だけがあるところ」であると言えます。


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